SMランド
【SadoのSM小説】
第十二章
この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
新たなる帝國主義
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第二日本帝國、並木邸、二階の大広間である。恒例のオークションが行われていた。
並木会長も、あすか女王も出席していない。宰相納見が一人で仕切っている。
今回から大幅人数が増えた。並木会長の、側室の募集はなくなった。最初からオークションのネタである。
これまで、オークションの行き先に、問題が多かったが、金額に対し期限が短い事が原因と断定された。
オークションのスタート額を、借金の倍額+Xとして、四千万を一年に換算する。必ず四千万の倍数でスタートする。
個人で買い取らない限り、孫単福が、川越で行うオークション同様、ハードコンパニオンが主流である。
ネタの数が増えた分、政治家も、企業家も増えた。
N氏も、N40号孫単福も列席している。
N氏の直接参加は、今回始めてである。
娼館島は独立国を宣言し、N氏は国家主席になった。
場所が狭くなるので、コンパニオンの女躰盛はなくなった。コンパニオンは、席に付いて来賓の玩具となり、朝までのお世話をする。
今回から全裸である。
代わりに、オークションのネタが、四交代で女躰カウンターになる。
八人ずつ全裸で、縦長のお膳に縛られ、板前が鮨や、活き造りを出す。
ネタの女性は、八人ずつ、広間の中央に出される。
開帳台とアームが用意されている。アームは、底辺が、一メートル四方の平たい鉄板に、百センチ位のアームが伸びており、アームの先は、男根の形をしたバイブレーターである。
アームの中程にハンドルが付いており、高さを調節できる。
今回より印刷して、ネタの姓名、年齢、出身地ほか個人情報等がパンフで配られる。
全裸の三面図。乳首の拡大図。性器の閉じたもの、開いたもの、角度を変えて六種類印刷されている。
まずは開帳台に乗せられ、女の部分を落札者に観賞させる。広げる事も、指を入れることもOKである。
続いてアームの上に立たせる。爪先立ちにして、男根の先を下から女陰に挿入する。ハンドルを回して高さを合わせて固定する。
もう自分では抜けられない。男根がしっかり膣の奥まで入って、つま先立ちで立っている。
スイッチを入れると、男根は運動を開始する。
女の鳴き声を聞くのが目的である。蝋燭を、乳房に掛けたりもする。
躰、女の部分、歓喜の表情、歓喜の声、苦しみの声が値踏みの対象である。一通り女達の狂乱の声が響き渡る。
目的は政治献金である。もちろん、政治資金収支報告書などには、載らない献金である。
どんな検察でも、間で受け渡しを行う、第二日本帝國を立件しない限り、この献金は立件出来ない。
女性の後ろの番号が、政治家の、席の番号と一致させてある。
献金対象は、決まっているのである。女を選ぶ事はないはずである。
だが企業家は、女は買う必要がない。今回から女衒も参加している。女衒が二次的に買い取るのである。
日本からは、民自党も、国民党もしっかり出席している。
N氏は独立国を宣言したとはいえ、売春と企業オーナーの国家である。
企業オーナーは、風俗業のオーナーである。風俗業のオーナーが本社を置いているのである。
日本の民自党は、昔の体質ではなくなってしまった。また国民党も不況に拍車を掛ける事は考えず、風俗取締りを強化した。
路面の風俗は敗退の一方である。これまでは大元の経営者、オーナーが逮捕される事はなかった。
店は大概、法人にしている。社長は代表取締役という名の、オーナーの使用人である。
一度刑務所に行けば、数千万の保障を貰って、次の使用人に代わる。会社も替える。
建物はオーナーからの賃貸である。表向きは家賃収入のみになる。
だがいろいろなお付き合いがある。例えば正月の門松、二本で三百万はする。女の子が渡す粗品、殆どやくざが搬入する。
同じ様にオーナーも搬入する。
娼国に国籍を移す。家賃他、第二日本帝國の、極東バンクを通して入金する。本社も娼国に移す。
贅沢は総て娼国または、第二日本帝國にある。日本からまた金が逃げて行くのみである。
無修正アダルトは、総て海外に本社を置いている。そういう金は全部日本から出て行くのである。
アダルトなど、規制する意味はまったくない。売春も風俗も同じである。そして陰湿な犯罪。無差別殺人は増えて行くばかりである。
昔日本の軍隊はシベリアで、略奪戦争の結果、性病を多く貰って、軍の機能は低下した。
その教訓から、第二次世界大戦では、慰安婦を随伴した。
ダミーは必要なのである。
日本に残っているのは、動かない金ばかりとなる。
主婦が夫の小遣いを減らして溜めた預金。公務員が天下り先に溜めた税金。そして、何度も、天下るごとに、受け取る退職金も預金である。
いくらでも箱物を赤字で建て、赤字で運営維持して、天下り先に金は流れる。霞ヶ関だけではない。地方も同じである。
地方分権と叫ぶが、知事の権限が拡大されるに他ならない。
二重行政が問題ならば、地方を捨てれば良いのである。アメリカの州一個ぐらいの国に地方自治体など要らない。
狭い日本に、地方ごとに条例だらけで、動きづらい事この上ない。
全体的に役人を減らす事が、最大の無駄遣いの縮小となる。それには余分な省庁を廃止し、官でやることを減らす事である。
厚生年金は民営化すれば、民間の投資に三十兆ぐらいが浮く。官が投資すれば見ての通り焦げ付くのみ。
社会保険は、今の業界内保険を、業界ごとに、責任を持たせれば良いのである。
役人も、政治家も、法律で規制すれば、片が付くと考えている。
だが規制を掛ければ、その分現実に無理ができる。その歪は、発言さえ出来ない、弱者を泣かせるだけである。
薬事法改正で規制すれば、出荷量の少ない漢方薬を、古くから使っている人が買えなくなる。
刀剣類を規制すれば、職人が、仕事がし辛くなる。
育児休暇を認めさせれば、企業は派遣外注に切替える。育児休暇の恩恵に預かれるのは、新卒就職した人と、公務員だけである。
それ以外は、よけい正社員の道が遠退き、悪い雇用形態に成る。
派遣を規制すれば、外注に切替える。さらに海外外注に切替える。
民主主義だから、民意とばかり当選欲しさに、主婦層の言い分ばかり取り入れる。
その結果、企業は回避策を取る。海外に本社を置く。業務依託に切替る。
もし直接税を廃止して、相続税を廃止して、住民税を廃止して、地方自治体を廃止すれば、企業は日本に本社を置くのが有利になる。
日本に本社を置いてもらうだけで、経済効果は計り知れない。
不況の大きな原因は、お金が預金に止まることである。
一夫一妻制を廃止して、遺産相続の遺留分を廃止して、共有財産の概念を廃止して、資産を作った側の権利を昔に戻す。
お金を稼いだ方が自由に使えれば、預金に留まるお金が、男女とも、SEX,愛人という人間本来の贅沢に投入され経済効果に成る。
主婦の権利が拡大された現代では、資産家がお金を贅沢に投入できず、総て共有財産として預金に止まってしまう。
売春防止法、風俗営業法を廃止すれば、成り手が増え、闇社会以外が運営して、暗い、怖いのイメージが消え、売春のお値段が大衆料金になり、最大の経済効果になる。
法人で行う事と、地域の種別を限定すれば問題ない。
そして計り知れない犯罪の抑止となる。
そして、猥褻物陳列と、猥褻図画等販売目的所持を廃止すれば、海外サイトで販売され、海外に流れるアダルト電子書籍、動画の売上が日本に戻る。
そしてその総てが、第二日本帝國で行われている。
さらにN氏が娼国を独立させ、その真似をして、売春風俗の部分のみ持ち出したのである。
独立したとはいえ、R国の空港を使う。エアラインはR国の名称だが、空港共々N氏の資産である。
政治も、ゲリラもN氏の金が流れている。
軍隊も、R国の軍が、外人部隊として娼国を守る。安保とは逆の立場である。
第二日本帝國の巽空港と、R国の間で、国際線が運行される事になった。
そして、娼国に、極東バンクの支店を置くことになった。
N氏と、宰相納見の間で会談が持たれた。江崎も同席した。乗り入れも、銀行の出店も話し合いで解決した。
N78号孫石流は、故下田中将が刺し違えたが、M18号と、M4号は逃げた。
M40号。N78号孫石流らより先に逃げた40号、N40号孫単福の娘である。この度、M40号に昇格した。
日本では、孫石流こと続橋亮の死、及び組織員約百人の死を持って、テロが解決終了したかの如く報道された。
次のテロリストが養成されるまで、M40号が指揮を執る事になった。
平穏に成ると、日本の警察は、風俗の取締りなどを始める。要らない事に手を出す。
ダミーのテロ活動は、N40号孫単福には必須なのである。
テロ放送は、一方的に、R国奥地のゲリラゾーンから流されている。これまでの拷問SMが主流である。
現在生きている者もいる。だがどんなに訴えても、どうにも出来ない。
政府は無能振りを発揮して、海賊放送の個人受信を禁止した。
そこにテロメールが発生した。大量スパムメールである。開くと自動的に動画が放映される。
これでは誰でも犯罪者にされてしまう。
エロを規制し過ぎれば、満たされない男性の行き場がさらになくなる。
女を攫って、自宅に立て篭もる男性が現われた。僅か二十四歳のおたくである。
男に仕事も収入もなかった。もともと定職など持っていない。ネットに適当な、アダルトサイトを乱発して、アフリエイトで稼いでいた。
僅かな収入である。それも規制強化で稼げなくなった。
エロを解放しろと宣言した。女はグラビアアイドルである。
個人の、衝動的犯罪など、直ぐに片が付く。
男は、グラビアアイドルの裸と、性器をネットの掲示板随所に貼り付けた。
警官隊が突入すると、グラビアアイドルを刺し殺し、自決する前に取り押さえられた。
まったく身勝手な犯行と、マスコミも大臣も唱える。
被害者の家族、知人が、まったく身勝手な犯行と怒るのは当然である。だがマスコミ、政治家に非難する資格はない。
こういう日本にした責任は、政治とマスコミにある。
普段、善良でおとなしい人間ほど、危険を内在している。
M40号はこれにヒントを得た。
クローン人間に、テロをそのまま行わせては効果がない。無差別殺傷事件を起こしそうな人間を、支援しても失敗は確実である。
M40号以下、テロ組織の幹部は、中国の基地に集まっていた。
造りは日本やR国と同じだが、地下には大きなドックがある。ここで潜水艦を建造しているのである。
地下の会議室である。M40号が作戦の説明をする。
「テロに相応しい、経歴の持ち主を攫います。行き詰まった若者。冤罪事件で将来を失った人物。将来のない収入の低い派遣社員」
「攫って、クローンに入れ替えるには、期間が掛かるのではないですか」
M2号、福岡基地のチーフである。
「予め、作ってあるクローンの、対象者を攫った方が早いのでは」
M3号、北海道基地のチーフである。
「違うわ。類型の近いクローンを整形して使えばいい」
「その程度じゃばれませんか」
M18号。これまで亮のサポートをして来た。東京の地上部隊のチーフである。
「ひとつ、最後は自爆する。ひとつ、警察が大掛かりに捜査するには、組織が裏で支援していると見えなければ駄目よ」
「あくまで、無差別テロを支援した立場という事ですか」
「そう。ホームページで、テロ支援の呼びかけもするのよ」
「本当に志願者が来たら、どうするんです」
M4号の質問である。柏崎を破壊されて、中国のこの基地のチーフになっている。
「同じよ。潜水艦から、コンクリに詰めて、海の藻屑ね」
「それが懸命ですね。中途半端な人間を訓練しても、失敗の元です。N78号には相当の怨念がありました。それまでにも躰を鍛えていました」
M40号。本名湯野中瑞江は、ドテのラインぎりぎりの、ミニワンピース姿で、踵の高いサンダルを履いている。
動くだけで、下着の先端が出そうである。
このあと全員で、湯野中瑞江を姦した。隊員らの満足のためではない。Mナンバーの隊員が女に不自由することはない。
湯野中瑞江へのサービスである。
N40号孫単福は、本名湯野中匡史。父の代から、N氏の父に仕えている女衒である。
アメリカに始まる世界恐慌が、アメリカの大統領の懸命な政策で、非常事態は抜けた。だが日本で雇用は回復しない。
一時的に、失業率の増加は収束した。だが、賃金待遇はさらに悪くなり、雇用形態も、見えないながら悪化した。
第二日本帝國の、日本進出事業のみ高待遇だが、そこは正社員、役人以外の、非正規雇用といわれる層の、著しい増加で、極めて狭き門となった。
大方の企業が、規制の強い日本では、協力会社による運用に切り替えた。
工場もろとも、協力会社に丸投げする。幹部職員を、本社から逆に、その工場に派遣する。
販売部門も同様である。
そして自殺者も上半期で二万人を超えた。史上最強である。東京、大阪、埼玉の順である。
逆に、元の本社内では、企業内失業が溢れている。本社は海外に移転してしまう。本当に使える社員のみ転勤する。それ以外は、元本社の一角、会議室などに残され仕事はない。育児休業など取る余地もない。元本社には協力会社が、部門ごとにオンサイトで入ってくる。
一部は逆に派遣、または出向する。または海外に飛ばされる。
退職をすれば、なかなか次の正規雇用は無い。一度派遣になると、人材バンクなどが斡旋しても、企業が興味を示さない。
中小企業も、受注先について、同じ海外に本社を動かす。取引は海外で完了する。日本に残った支社は、人件費、運用費のみを本社に、業務委託費として実費請求する。
利潤は総て海外に流れ、資産家一族、経営陣も海外で利益を消費する。
資産も、住居も、やがて国籍も海外に移す。
国内に残っていた製造ラインも、海外に出す。技術者のみ、日本から海外で雇用する。
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